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ウルトラソニックは1秒間に2万回振動させ、その振動で生地自体が熱を持ちます。

その熱を利用し圧力で縫い合わせていきます。

表現的には「縫い合わせる」というよりも「溶着する」と、言った方がわかりやすいかもしれません。

縫製する箇所のみを振動で加熱するため、縫製する箇所以外の場所に影響を与えず、美しく仕上がります。

また溶着と同時にカットを行う事も可能です。

この機械を使用できる素材は熱可塑性素材である必要があります。

ポリエステル・ナイロンなどといった化学繊維や合成繊維に適していますが、

コットンやシルクなど天然繊維の素材には使用する事ができません。

ウルトラソニックを使用する際は生地によって周波数や圧力の細かな調整が必要です。

この調整がうまくいかないと、生地が切れてしまったり焦げたりするので

弊社では専門の技術者が調整を行い、商品を製作していきます。

縫製後、処理を行わなくても使用することは可能ですが、何かの拍子で取れてしまっては商品が台無しになります。

なので、肌へのあたりを更に減らす目的と縫製部分の補強目的の為に、縫製部分をシーリングテープで処理します。

ウルトラソニックを使用して作った商品は、糸を使わずに縫製している為、縫い代がほとんどなく

ゴワつきがないので肌へのあたりが少なく、快適な着用感を実現できます。

また商品の軽量化にも繋がり、スポーツ業界やアウトドア業界から注目されています。

技術紹介 ウルトラソニック.jpg

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